今日、生まれて初めて不在者投票をしました。

住所を移転した場合、転入してから3ヶ月たたないと、新住所での投票はできないそうです。

私は3ヶ月に7日足りなかったので、前の住所の調布市に「不在者投票宣誓書兼請求書」(市のホームページでダウンロードできる)を送り、不在者投票用紙を送ってもらい、北九州市の選挙管理委員会まで行って投票用紙に記載して、それを北九州市の選管が、調布市に送る、というややこしい手続きを経ることになりました。

そういう手続きが必要だとわかったのが、1週間前。

同居の母にしか投票のハガキが届かないので問い合わせたら、そういうことでした。

郵便でやりとりしなければならず、しかも不在者投票は、選挙の前日までに行う必要がある、とのことで、速達でやりとりして、ぎりぎりで間に合ったわけです。

知らなかった私が悪いのですが、でも、普通、そんなこと知らないでしょう???選挙の日に不在ならわかるけど、引っ越して3ヶ月近く経つのに、不在者投票しなければいけないなんて!選挙に行かなかったこともあるけど、選挙権があるのに投票できないかも、と思うと、なんだかすごく嫌でした。

無事に投票できて良かった。「美しい国」とか言っていた安倍さんが、戦争を起こしそうな自民党には投票しませんでした。そもそも、美とは主観的なもの。国民みんなが、同じものを美しいと思わなければいけない世の中なんて、まっぴらごめんです。

その帰り道にある公園で休んでいたら、王子神社に続く道があったので、ぶらぶらしていると、おもしろいものに遭遇しました。

古墳です。

神武天皇の時代の古代祭場跡とか。アメノウズメノミコトも、こんなところで踊ったのかしらん、と思いました。

由緒を読むと、

「この磐境(イワサカ)は、古事記によれば、神武天皇御東遷のみぎり、豊前の国宇佐よりこの筑前の国のこの地に、ご滞在された旧蹟」。磐境(イワサカ)とは、神を祀るため磐石をもって築きめぐらした場所だそう。

神武天皇って、日本の初代天皇で、アマテラスオオミカミのひいひいひいひい孫。その即位した2月11日が、建国記念日になっている。高千穂にいたんだけど、東に素晴らしいところがある、ということで、東征したそうな。即位したのが、今から2672年前。

由緒にはさらに

「昭和30年代の始め伊勢神宮の造営局長で、神社建築史の大家、国学院教授角南隆(すみなたかし)博士が参詣され、この形式の遺跡は全国でも極めて数少ないもので考古学的にも貴重な資料であり、当社がいかに古代からの社であったかを物語るものであります。」

角南隆さんは神社の建築も多く手掛けており、北九州市の高見神社も彼の作品とのこと。

この旧蹟は、昭和62年に復元されたもののようです。それにしても…

ええええー!!!!ほんと????神武天皇が、ここに来たの?

まあ、そういうこともあるよね~。なんか、いろいろ国のことを考えた日です。